かわたき歯科クリニック 川滝 統一 院長 MUNEKATSU KAWATAKI
日本大学松戸歯学部、口腔外科学第二講座卒業の後、都内歯科医院において口腔外科術などの研鑽を積み、2007年4月「かわたき歯科クリニック」を開院。医療法人川滝会理事長兼任。現在に至る。
国際口腔インプラント学会認定医
JIADSペリオコース終了
日本大学松戸歯学部、口腔外科学第二講座卒業の後、都内歯科医院において口腔外科術などの研鑽を積み、2007年4月「かわたき歯科クリニック」を開院。医療法人川滝会理事長兼任。現在に至る。
国際口腔インプラント学会認定医
JIADSペリオコース終了
生まれ育った場所に歯科大学がありました。「歯科」という分野が身近にあったことがこの分野に進むきっかけとなりました。
卒後1年間診療所に勤務し、2年目より日本大学歯学部第2口腔外科学講座に入局しました。ここでの経験が歯科医師としてだけでなく、医療に携わる人間として、また現在の歯科医師としての患者様へ歯科医療を提供する根本を成す貴重な経験をさせていただきました。
2007年4月に瀬谷区三ツ境に開院し、2011年4月に診療所を法人化いたしました。今年で18年目となります。法人化した年に、瀬谷区歯科医師会、横浜市歯科医師会の会務への参画も始まりました。現在も神奈川県、横浜市、瀬谷区と会務に携わっております。歯科医師会での会務では、「歯科」という分野をとおして様々な人々と仕事をすることで、歯科医療を提供するうえで、診療所単位での考え方ではいけないということを痛感し、区民、市民、県民の歯科保健医療の充実をはかるには、多職種、関係団体との協力が重要と大きな気づきとなりました。
2024年1月1日16時10分に石川県能登地方を震源とする地震が発生致しました。
過去の震災の経験より、震災後の災害関連死が直接死より多いことをうけ、被災地での災害関連疾病、災害関連死の予防を主な目的として、令和4年3月に日本歯科医師会が母体となるJDAT(日本災害歯科支援チーム)が創設されました。
私は神奈川県JDATの一員として、石川県輪島市門前町へ2月1日から5日まで、避難所にて歯科保健支援活動をしてきました。発災から1ヶ月経過した慢性期であったが、家屋の倒壊は多数あり、上下水道の復旧も完全にはほど遠い状態でありました。避難所では、口腔ケアの重要性、避難所での上水道の使用の制限下での歯磨き、感染予防等の啓発、食生活指導に従事しました。
「2025年問題」という言葉を初めて聞いたのが2007年に開業して2年後でした。
当時は、超高齢化社会、介護認定者の増大、認知症患者の増大、オーラルフレイルの対応等、様々な問題で大変な世の中になると感じ、自分の診療所だけではなく、地域全体でこれからくる難題に取り組んでいかなくてはならないと、強い意志をもったことを強烈に覚えています。現在、2024年を迎えました。1年前倒しで横浜市の人口の75歳以上の人口が52.8万人と高齢化率が25%となりました。(要介護認定者数18.3万人)4人に1人が75歳以上のこの横浜市では、自立度の低下した人が4人に1人いるということを意味しています。
あの当時から、自分の診療所だけではなく、会務に携わり「2025年問題」に取り組んできました。臨床に携わり、周りの歯科医師、医療従事者そして私も「オーラルフレイル」にたいして理解が乏しく臨床での問題に大変苦しみました。従来の歯科医師(私)は、治療し治癒するが基本理念でした。しかしこの「オーラルフレイル」に関しては、そうではありません。これを理解するのに大変な時間をようしました。
患者様には、この「オーラルフレイル」は「老いには勝てない」ことをご理解いただき、該当する年齢層の「QOLの向上」を基本理念し医療提供を努める歯科診療所を目指しています。
※上記記事は2024年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
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