鎌田歯科医院 鎌田 英行 院長 HIDEYUKI KAMATA
2008年神奈川歯科大学卒業。保土ケ谷区の歯科医院勤務医を経験後、2011年「鎌田歯科医院」継承。2014年日本顎咬合学会 咬み合わせ認定医となる。
2008年神奈川歯科大学卒業。保土ケ谷区の歯科医院勤務医を経験後、2011年「鎌田歯科医院」継承。2014年日本顎咬合学会 咬み合わせ認定医となる。
祖父が1946年に開院した歯科医院と実家が一緒で、ランドセルをしょって帰ったその足で、医院に寄って、ワックスで製作するなど夢中で遊んでいました。歯科医療がごく自然に日常に溶け込んでいましたね。「歯科医師になりなさい」とは両親から言われたことはないのですが、そのあたりはもしかすると母が上手に育ててくれたのかもしれませんね(笑)。昔から手先が器用で、歯科材料で色々作っていました。自由研究でも義歯の模型を制作するなど、図工の延長線のようなイメージで楽しんでいたのでしょうね。医者もいいかなと思ったこともありましたが、自分の手を動かした結果が直結して見える歯科医師がいいと、歯科医師の道へ進みました。
2011年東日本大震災のとき、歯科医院のヘルプやサポートに入っていました。そこで、昔から通ってくださる患者様から「あなたがいると安心だね」「あなたがいてくれると頼もしいわ」と喜んでよく声をかけてもらって、実家の歯科医院を受け継ぐことは早めに決まりましたね。大学卒業後、約3年間は勤務医を経験し、2011年に「鎌田歯科医院」継承しました。
歯科医院を支えてくれるスタッフの一人一人の存在はとても大きいです。当院では、みんなで月一回の勉強会を実施し、歯科衛生士や歯科助手も、みんな持ち回りで発表の機会があります。それぞれが学び、得意な領域を持って発表し合うことで「どういう意識で仕事に取り組むか」という日々の向上意識が育まれますね。人に伝えて教えられるまでのレベルにならないと、発表自体難しいですからね。みんなで切磋琢磨できる関係性を大事にしています。医院全体をチームと捉えて様々な取り組みをしていることもあって、当院のスタッフは「自分ならどうするか」という主体的な意識が高い人が多いと感じますね。僕は小学生低学年から体操をずっとやってきたことが自分の根幹部分にあると思うところがあります。大学生時代は、体操チームのコーチをしていました。それらの経験が今の歯科医院の人材育成・指導に生きていると感じます。人によって気質が違うので、声かけ一つも考えますね。すぐに教えた方がいい場面もあれば、あえて手取り足取り教えない方がいい場合もあるので、一辺倒の方法論ではいけないのでスタッフ教育も奥深いです。
体操競技をしていた時もそうだったのですが、歯科医師の今も「昨日の自分より今の自分が成長しているか?」と常に自問自答しています。レントゲン写真一つをとっても、過去と今の自分の技術が明瞭に見えますから、過去の自分が今の自分に挑戦状を叩きつけている感覚があります。「これでいい」と思えば楽かもしれませんが、現状維持といっても本来簡単なことではないですよね。成長しようと日々試行錯誤することでやっと「維持」と言えるのではないかと。地域密着型の開業医であれば、何か一つに突出して、他の診療科目は「わからない。できない」という訳にはいかないので総合的に学び続けています。外部の歯科治療のセミナーも積極的に学びに行きますし、「これは必要だ」と少しでもアンテナに引っかかった医学書は即買うようにするなど日々勉強ですね。
鎌田歯科医院では「その人のお口を見ることは、その人自身を見ていくこと」という想いで日々の診療を行っております。お口の中を見ると、治療痕などから「真面目な方だな」など性格的なところや、どういう傾向の食べ物をよく食べているか、いつ・どのように治療したかなどが見えるので、ご本人が気づいていない、お口の観察で見えることからお話をすることもあり、アドバイスをさせていただくこともあります。そうした複合的な観点から、患者さんそれぞれの世代やライフスタイルを考慮した治療法を提案しております。忙しい方の場合は、時間を長くとって一度に治療を進めるなど柔軟な対応を心がけています。どんなことでもお悩みがあれば、ドクターやスタッフまでお気軽にご相談くださいね。生まれ育ったこの地域でこれからも地域の皆様のお口の健康を守り、美味しくお食事や人生を楽しんでいただけるように頑張ります。
※上記記事は2024年11月に取材したものです。
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